オーストラリアでの理学療法士さんの役割
皆様、こんばんわ。
いかがお過ごしでしょうか?なすこんにゃくです。
だいぶご無沙汰しております。
なすこんにゃくは、急性期病棟で働き始めて、早1ヶ月。
多忙過ぎて、、論文投稿の修正もして、病院から言われているオンライン研修もしたりして、、家事も育児もパートナーに任せっきりでボロボロでした。。
いやあ、新人看護師なんですが、全く放置されていてですね、退院サマリーやら手術の申し送り用紙やら書類関係が全くわからず、聞いて回る毎日です・・・
そして、1ヶ月たった今、オリエンテーションに参加できたという・・・。
このご時世、電子カルテではなく、医者を含めみーんなの手書きの英語(ほぼ筆記)とにらめっこ・・・。
田舎だったら分かるのですが、勤めてる病院は田舎ではございません。
メルボルン市街地から車で40分前後です。。。
なぜ、電子カルテではないのだろう・・・?
もちろん、点滴や内服などの医薬品オーダーも医者の手書き。
読めません・・・
ブランド名で書かれていたり、ジェネリック名で書かれていたり、統一されておらず・・。
これ、誤薬起きちゃいますよ?!
と思いながら、恐ろしいので皆に聞きながら投薬しております。
実習の時は電子カルテだったのになあ・・・。
パブリック病院じゃないから、電子カルテじゃないのかなあ・・・。
もちろん、日本で勤めていた時(10年以上前ですが)は電子カルテです。
記録は手書きでしたが、日本人同士であっても医師の手書きのカルテは読めなかった・・・。
さて、話しはそれましたが、私が感じたオーストラリアの理学療法士です。
大したリサーチもしていないのですが、働いていて驚いたのは、
ADL(例えば、患者さんがトイレまでどのように行っていいのか:例 杖を使うのか、歩行器を使うのかなど)を指示するのは理学療法士です。
当たり前じゃんって感じですが、
10年前、日本の病院で働いていた時は全て医師の指示のもとでした。もちろん、理学療法士の所見を参考にしているようでしたが(これはあくまでも私の主観です)
オーストラリア、少なくとも私が実習していた病院と今の病院では、理学療法士が介入している患者さんの場合は、理学療法士の許可もないと、そもそも退院できません。
また、理学療法士の指示のもと、ベットからどのように車いすに移乗するのか、杖を使うのか、歩行器を使うのか細かく指示が出されます。
ベットから車いすに介助があれば乗れるのでは?と思っていても、理学療法士の許可なしではできません。
理学療法士の指示のもと、ホイストと言って、クレーンのようなもので患者さんを浮かせて、車いす移乗したりしています。
基本、医療者は患者さんをLiftしてはいけないという規定があり、たくさんの補助用具があります。
こういった、理学療法士の専門性がリスペクトされ、お仕事されているのはすごいなあと感じる今日この頃です。
あれから10年経った日本でも、同じようなかんじなのであろうか・・・?
そして看護の専門性ってなんなのかなああ・・?
と、目をこすりながら腰に湿布を貼る、なすこんにゃくでした。
今はLiftはしていなくても、日本で長年がんばっていた腰はやはりダメージを受けやすいようです。