日本のナースプラクティショナー
皆さま、こんにちは。なすこんにゃくです!
メルボルンは快晴です☆ 風も強くなく、とても過ごしやすいです~
どこかに出かけたくなるぐらいですが、なすこんにゃくは自宅で小さな研究のお仕事をしてます笑
さて、前回はオーストラリアのナースプラクティショナーについてプチレポートをしました。
今回は、日本のナースプラクティショナーについてです。
日本のナースプラクティショナー
残念ながら、日本のナースプラクティショナー制度は現時点(2023年9月)では存在しません。
2020年より、日本看護系大学協議会と日本NP教育大学院協議会、日本看護協会でナースプラクティショナー(仮称)制度の創設を協働しているとのことでした。
しかしながら、NP教育課程は大学院で履修できるようで、修了生を対象にしたパイロットスタディが報告されています。修了生が現場で診断・治療を行っているわけではないですが、医師に積極的に相談・アプローチをし、効果が見られているようです。
昔、日本のナースプラクティショナー制度を創設するにあたり、医師会がミニドクターはいらないと反対しているという記事を読んだことがあったのですが、看護分野だけでなく、医師会などとの連携も必要になってくるような気がしますね。
特定行為ができる看護師
ナースプラクティショナー制度は現在も創設中とのことでしたが、研修を受ければ特定行為ができるようですね。
医師の指示・手順書を下に、人工呼吸器の設定変更や気管カニューレの交換、特定のドレーン抜去などができるそうです。
もちろん、研修で学んだ行為のみ臨床で実践許可されています。
介護の分野でもこのような制度があるようで、研修を受けたものが看護技術(吸引など)を行えるようです。
やはり、医師が常駐していない環境、在宅や老人介護施設などで、特定行為ができる看護師がいるととても助かるようです。患者さんの急変時に、医師に電話して待ったり、他施設・病院に搬送するよりも、医師の指示の下、このような行為ができることはリスクを最小限に防ぐことができるかもしれません。
オーストラリアでは、ドレーンの抜去は普通の看護師ができます。
なすこんにゃくもドレーン抜去は初めはドキドキしましたが、何回かやりました。。
結構、ドレーンの周りに肉芽形成してしまっているのか、抜けにくいこともあって、ヒヤヒヤした記憶があります。患者さんも「キャー」って言ってたので・・・
でも
「痛いですか??」と聞くと
「いや・・痛くない・・つづけて」とへらっとして笑うので、またドレーン抜去を試みるのですが、
「キャー」って患者さんがまた叫ぶんです 笑
痛くないけど、痛くないかもしれない・・!!みたいな心境だったんでしょうね 笑
無事に抜けましたが、ドレーンが結構長かったので驚きました・・・
それでは、本日のレポートは以上となります~